生成 AI を活用した「AI 申請書類作成支援機能」を実装

上場準備クラウド「FinanScope」が生成 AI 機能を実装

IPO 申請書類の作成業務を50%効率化、専門知識がなくても精度の高い書類作成が可能に

FinanScope を提供する株式会社デジタルキューブ(TOKYO PRO Market・263A、本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:小賀 浩通)は、生成 AI を実装した新機能「AI 申請書類作成支援機能」をリリースいたしました。本機能により、IPO 申請書類の作成業務が従来比50% 効率化され、IPO 実務未経験の社員でも精度の高い申請書類の作成が可能となります。

AI 申請書類作成支援機能の概要

AI 申請書類作成支援機能では、以下の機能を提供いたします。

自動原稿生成機能

  • 企業の Web サイト情報と上場審査レポートの標準フォーマットから、申請書類の原稿を自動作成
  • 高度な AI 技術により、精度の高い申請書類の作成を実現

多角化企業・グループ企業対応

  • 複数事業を展開する企業やグループ会社を有する企業でも、各事業・各社の情報を一括処理
  • 大量の企業情報も効率的に処理し、事業領域ごとに整理された申請書類を作成

安定した処理システム

  • 企業規模や事業の複雑さに関わらず、段階的な処理により確実に申請書類を完成
  • 処理の途中で中断することなく、最終的な申請書類まで一貫して作成

これらの AI 機能と既存のタスク管理・企業価値評価機能が組み合わさることで、上場準備の計画立案から申請書類作成まで、一貫したデジタル環境での効率的な上場準備が実現します。

開発の背景

IPO 申請時において、証券会社や証券取引所の審査に向けて100ページ程度の説明資料作成が必要となり、従来は申請書類の作成に200時間程度を要していました。また、外部コンサルティング会社や公認会計士などの専門家が2〜3か月かけて作成することも多く、高額なコストが課題となっていました。

この課題解決のため、当社では自社の TPM 上場経験と、グループ会社である株式会社ヘプタゴンとの協業により、実用性の高い AI 機能の開発に着手いたしました。ヘプタゴンは、AWS パートナー企業として豊富なクラウド開発実績を有するほか、2025 Japan AWS Ambassadors を有する企業として、クライアントの課題解決を通じて AI 活用の豊富な実績を積み重ねており、確かな技術力に基づく信頼性の高い AI 機能の実装を実現しています。

導入効果

本機能の実装により、以下の効果を実現します。

  • 作業時間の大幅短縮
    1ページの作成に2-3時間かけていた業務が1時間に短縮、全体として200時間程度の業務を100時間で実施可能
  • コスト削減
    専門家には重要な部分のみを依頼することで、コスト面でも約70%の削減を実施
  • 人材活用の拡大
    IPO 実務の経験者でなければ対応できなかった専門性の高い内容を、未経験の社員でも準備可能に

今後の展開

本 AI 機能を皮切りに、FinanScope では上場準備における様々な業務での AI 活用を進めてまいります。今後は社内資料を活用し、回答範囲を広げることで全体時間のさらなる圧縮を図るほか、内部統制書類の作成支援や、監査対応資料の自動生成などの業務効率化機能の開発を予定しています。

無料相談会の実施

本サービスに関する無料相談会を実施しております。IPO 準備における業務効率化や新 AI 機能の活用方法について、専門家が個別にアドバイスいたします。

相談会予約 URLhttps://meetings.hubspot.com/takuma6/finanscope-online

FinanScope では、今後もお客様のニーズに応じた改善を続けてまいります。お気づきの点がありましたらお問い合わせ窓口からお気軽にご連絡ください。

今後とも FinanScope をよろしくお願いいたします。