肌感覚でしかわからなかったタスクの進捗状況が一目でわかるように

香川オリーブガイナーズ球団株式会社
香川オリーブガイナーズ球団株式会社 様

お客様について

香川オリーブガイナーズ球団株式会社 様
https://oliveguyners.com/

香川オリーブガイナーズはプロ野球やメジャーリーグを目指す選手育成の場である日本独立リーグ、四国アイランドリーグplusの公式球団です。
香川で唯一のプロ野球球団・香川オリーブガイナーズは身近な親近感のある球団として、エンタテイメント性を追求し、選手の「夢・感動・興奮・歓喜」のメッセージを皆様に伝えてまいります。

ご担当者様 代表取締役社長 福山 敦士様

代表取締役社長 福山 敦士様

FinanScope を知っていただいたきっかけは?

FinanScope を知ったきっかけは、香川県が開催した事業成長支援プログラム「Booster Garage」での顔合わせの場でした。発表の順番が1つ前だったのですが、何度かあったリハーサルでは内容をしっかりと聞いていませんでした。ただ、その後の本番で内容を拝見して「あれ、これって我々に向けた提案なのかな?」と感じ、すぐに話を伺って導入をお願いしました。

FinanScope 導入の決め手は?

私たちが抱えていたタスク管理の課題を解決できると感じたことです。上場準備の過程で、監査法人や証券会社からの指摘事項が多岐にわたり、それを効率的に管理するのが非常に難しいと感じていました。FinanScope を見たときに、タスクを可視化し、一元管理できるという点に非常に魅力を感じました。導入によって、今何をどれだけやればいいのかが明確になり、タスク管理の負担を大幅に軽減できると確信しました。

タスク管理の課題感とは?

上場準備を進める中で課題として感じていたのは、タスク管理の煩雑さと透明性の欠如です。これまでも IPO 準備に取り組んできましたが、タスク管理が適切に行われていれば、やるべきことを明確にして進めることができるはずなのに、それに多くの時間を費やしてしまうというのが大きな課題でした。どこまで進んでいるのかが肌感覚でしかわからないという状態が続いていました。

さらに地域スポーツ球団としての特性上、ガバナンスの整備が難しいということもありました。税務や会計の基本的なところから始まり、監査や内部統制など、今まであまり意識されていなかった領域に取り組む必要がありました。さらに、運営資金の確保や選手の管理、地域とのコミュニケーションなど、通常の企業経営以上に多岐にわたる課題が山積していました。

FinanScope 導入により変わったことや感じたメリットは?

導入前後で大きく変わった点としては、タスク管理の効率化と可視化が挙げられます。IPO準備で大変なことのひとつがタスク管理で、やればやるほど「こんなに指摘事項あったっけ?」と後から気づくことが多く、非常に暗い気持ちになることもありました。導入前は、監査法人や証券会社からの指摘事項や課題を一元的に管理するのが難しく、進捗状況を把握するのに非常に苦労していました。

FinanScope を導入したことで、これらのタスクを一括で管理できるようになり、今どのタスクがどの程度進んでいるのかが一目でわかるようになりました。

FinanScope 導入に対する関係者の反応は?

監査法人や主幹事の証券会社も FinanScope を認識しており、導入に対して前向きな姿勢を示してくれました。ただ、そこにギャップがあったとしても、私は10年前から様々なソフトウェア、現在で言う SaaS(当時はASPサービスと呼んでいました)を作ってきました。その経験から、和田さんのチームであれば、「こういう機能が欲しい」と要望すれば、今なら反映してもらえるチャンスがあると感じました。

また、御社が掲げる TOKYO PRO Market(TPM)を通じた地方企業の成長支援という目標に共感しており、その TPM が日本の将来を支える重要な部分であると理解しています。この TPM への注力は、一過性のものではなく、今後も継続されるだろうと感じています。そのため、御社と一緒に成長していきたいし、企業として関係を築くことが非常に重要だと感じました。

FinanScope に追加してほしい、改善してほしい機能は?

機能自体には大きな不満はなく、実際、Redmine や Backlog のようなタスク管理ツールとして活用しています。ただし、特に重要なのは最初の設定です。この初期設定がタスク管理の成否を決めると言っても過言ではありません。

タスクの設定は本当に難しく、ビジネスリテラシーとセットだと考えています。口で言うのは簡単ですが、実際にやってみると意外と難しいです。例えば、親タスクと子タスクの切り分けや、関連当事者取引の解消といったタスクでも、具体的に何を解消するのかといった内容の洗い出しなど、上場準備初心者には難しい部分があります。

上場準備を経験した方々からサポートを受けることもありますが、毎年ルールが少しずつ変わっていくため、その対応も必要です。例えば、10年前に IPO の実績がある方でも、現行のルールに適応するのは容易ではありません。こうした背景から、初期設定の段階で伴走サポートをしていただけると非常に助かります。

また、設定や使い方に関する勉強会やコミュニティがあるとさらに便利です。上場準備初心者には、タスクの細分化や優先順位の付け方が難しい場合があります。ですので、こういったノウハウを共有できる場があると、より効果的に FinanScope を活用できると感じています。


和田拓馬
和田拓馬(監修)

香川オリーブガイナーズ様に FinanScope を導入していただけたことに改めて感謝申し上げます。タスク管理の効率化と可視化により、上場準備のプロセスが大幅に改善されたことを大変嬉しく思います。また、勉強会やコミュニティを通じてノウハウを共有し、さらなる業務効率化を実現するためのサポートも強化していく所存です。香川オリーブガイナーズ様と共に成長し、地域スポーツ球団としての成功をお手伝いできることを心から楽しみにしております。